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Macmillan Guided Readers Beginner『Northanger Abbey』読了。オースティンの小説の縮刷版です。オースティンと言えば、『自負と偏見』が翻案された映画「ブリジット・ジョーンズの日記」が最近話題になりましたね。

私も『自負と偏見』は新潮文庫で読んでいますが、『Northanger Abbey』は初読、というか題名すら初めて知りました。「Northanger Abbey」というのは場所の名前のようです。

本書は、洒落た恋愛コメディという感じです。そして、オースティン(というよりイギリス作家)らしく、セリフまわしが気が利いています。気に入った箇所。

‘You are laughing at me!’ said Mr. Tilney. ‘Will you write about me in your diary tonight?’
‘I don't write in a diary’,Catherine said.
‘I do not believe that. Every young girl writes in a diary,’ Mr. Tilney said.

何勝手に決めつけているんじゃい、と突っ込みたくなりますが、このようなセリフをとっさに吐けるのは、齋藤孝さん風に言えば『冬のソナタ』のヨン様並に「恋愛力」がある、ということでしょうか。

他に、Catherineがホラー小説の読みすぎで、色々妄想を膨らませるのも楽しかったです。

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