Mary Pope Osborne「Magic Tree House #15」『Viking Ships at Sunrise』(YL3.5、語数5453)読了。Magic Tree Houseシリーズ15冊目。今回は、バイキングが暴れまわっていた中世アイルランドが舞台です。

本書の中で、この時代のことがさかんに"dark ages"と言われていました。その意味は、人びとは辛い仕事をさせられ、ロクに学ぶこともできず、娯楽も少なかった、ということからのようです。17世紀ドイツのケラーが言い出した「暗黒の中世」に当る歴史観ですね。

でも、最近はこの「暗黒の中世」史観を見直す人も多くなっています。ヨーロッパ中世の人びとの生き生きとした暮らしを再現させた阿部謹也さんの著作は、私も愛読しています。

まあでも歴史観は人それぞれだから、"dark ages"という解釈も当然あってよい、と思います。


タイトルにあるバイキングは、本書ではあまり活躍しません。むしろ、monkの方が目立ちます。しかし、本書の白眉は何と言っても表紙のイラストです。あの懐かしの「小さなバイキング ビッケ」を彷彿とさせます^^;)。あ、今、「小さなバイキング ビッケ」情報があるウェブサイトを見たのですが、ビッケたちの絵柄は「Oxford Reading Tree」のイラストに似ていますね。


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