Tim Vicary「Oxford Bookworms Stage 3」『Chemical Secret』(YL3.2、語数10000)読了。『今日から読みます 英語100万語!』で、YL3への試金石としても扱われている一冊です。読み終えるのに、二時間弱かかりました。評判どおり、読みやすくて面白かったです。

企業の一研究者Jhonが、会社をクビになってでも排水の危険性を世に公開するか否かで揺れ動きます。危険を公開することは、Jhonだけの問題ではなく、家族や社員をも路頭に迷わせる、という経営者の言葉が、一層Jhonを追い詰めます。

組織対個人という側面もありますが、もっと人間の内奥のドロドロしたものにまで関わる問題かもしれませんね。とりあえずは、畑村洋太郎『失敗学のすすめ』(講談社)、中西準子『環境リスク学』(日本評論社)あたりが参考になるかなあ。


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