ブッククラブが休みとは…
うう、何てこった。今日、新宿ブッククラブに行ったのですが、閉室だったとは…。無駄足を食ってしましました^^;)。同じミスをしないよう、開室スケジュールをアンテナに登録しておこう。
せっかく新宿まで来たので、またジュンク堂に寄りました。そこで、ストレス解消に本をまとめ買い(笑)。以下、買った本です。
- Roald Dahl『The Magic Finger』(Puffin)
- Roald Dahl『Esio Trot』(Puffin)
- 平野敬一『マザー・グースの唄―イギリスの伝承童謡』(中公新書)
- 新井潤美『不機嫌なメアリー・ポピンズ―イギリス小説と映画から読む「階級」』(平凡社新書)
- サマセット・モーム/西川正身訳『読書案内―世界文学』(岩波文庫)
- サマセット・モーム/西川正身訳『世界の十大小説(上)』(岩波文庫)
- サマセット・モーム/西川正身訳『世界の十大小説(下)』(岩波文庫)
- 小畑健/大場つぐみ原作『DEATH NOTE(8)』(集英社)
帰宅後、平野敬一『マザー・グースの唄―イギリスの伝承童謡』(中公新書)を読みました。とまと☆ままさんのところでも話題になっているマザー・グースですが、ちょうど私もマザー・グースを知らなきゃ、と感じていました。本書は、「耳をすませると、英語のほとんどいたるところからマザー・グースのひびきが聞こえてくるという感じなのである」と「まえがき」にある作者の言葉が、今の私の問題意識と重なるので、手にとった次第です。
本書には、マザー・グースの日本語訳、編纂の歴史、代表的伝承童謡の解説、イギリス伝承童謡の特色などが、まとめられています。
マザー・グースの唄の中でも、「ジャックとジル」が一番知られたものだそうですが、私はこの唄を知りませんでした^^;)。いかに、私がマザー・グースについて何も知らないか、ということだなあ。
マザー・グースの世界というのは、本当に豊饒な文化的広がりがあるのですね。そして、それが現在もなおイギリス人の生活感覚の一部であり続けているそうです。著者は、「わらべ唄が、現代日本語の一部となって生きているとは、とてもいえないように思われる」と言っています。そう考えると、イギリス人が羨ましい気もしますね。でも、イギリス人のマザー・グースに相当する日本文化は、わらべ唄というより落語かも、と私は思っています。
以前買ったCD『Wee Sing Nursery Rhymes and Lullabies』に「ジャックとジル」なども入っているので、聴いてみました。直近の映画『チャーリーとチョコレート工場』対策としても、マザー・グースの唄をできるだけ聴いておこうっと。