Alexandre Dumas 「Macmillan Guided Readers」『The Black Tulip』(YL1.6-1.8、語数9200)読了。かの文豪A.デュマの作品の簡約版です。

A.デュマと言えば、何と言っても『モンテ・クリスト伯』ですね。世界一おもしろい小説のひとつでしょう。学生時代、岩波文庫全七巻の読書中は、まさに至福の時間でした。

本書も、巧みな伏線、キャラ立ちした登場人物(小林信彦さんが言っていたフラット・キャラクターかな)、要所の盛りあがり方、と見事でした。簡約版とはいえ、さすがに大デュマ原作。ドラマティックな物語を書かせたら、天下一品ですね。手に汗握って読みました。

主人公Corneliusがチューリップオタクという設定が、まず良いです。Rosaと恋仲になるも、Rosaがチューリップに嫉妬して(笑)、私とチューリップとどっちが大事なの!?みたいな場面もあって、楽しめました。


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