帰宅後

Elizabeth Laird/Annie Farrall「Macmillan Guided Readers 」『The House on the Hill』(YL1.2、語数3500)読了。タドキスト大会の興奮冷めやらぬ勢いのまま読みました。貧乏で作家志望のフリーターと、金持ちお嬢様の悲恋。身分というか階級違いの恋には、悲劇が伴いがちですね。

最近のベストセラー、三浦展下流社会 ―新たな階層集団の出現』(光文社新書、2005年9月)を思い出しました。日本でも、かつての中流階級が、一部の上流階級と大勢の下流階級の二分化してきている、という論です。でも日本が上流/下流に分かれてきているといっても、まだまだ階級意識はヨーロッパの方が強いでしょう。どちらが良いのかは、私には分かりませんけど。

新井潤美『不機嫌なメアリー・ポピンズ ―イギリス小説と映画から読む「階級」』(平凡社新書、2005年5月)には、小説や映画から読み取ったイギリス人の階級意識が興味深く論じられていました。また、最近フランスに旅行した人から聞いた話でも、フランスも相当な階級社会、ということでした。

閑話休題。本書のタイトルを見て、ビートルズの「THE FOOL ON THE HILL」という曲名をまず思いました。でも、このビートルズの曲は、マザー・グースが下地にあるようです。またもや、マザー・グースに行き着くなあ。

本書の内容は、一筋縄ではない展開で意外性がありました。



T.C.Jupp「Macmillan Guided Readers Beginner」『Winning and Losing』(YL1.2、語数2600)読了。貧しい暮らしの中、祖母が賢く成績の良い孫のために、懸命に働き世話する姿に、素直に心打たれました。


本日の語数6100。
累計語数764135。
100万語まで、あと235865語。